アウトバック : AVM・ハイパフォーマンス・マニュアル・フリー・ホイール・ハブ
おかげさまで、弊社がAVM・フリー・ホイール・ハブを日本国内向けに販売開始してから、もう16年以上になりました。
アフターマーケットのマニュアル・フリーホイール・ハブの専門メーカーとして、スーパーウインチ社が販売している青いロゴの入ったフリー・ホイール・ハブも、実はAVM社製のOEMだったりします。 (フリーハブの裏に”AVM”の刻印が入っていたりします。)
4x4に詳しい方は、一度はAVMフリー・ホイール・ハブを装着した4x4を見た事が有るのではないかと思います。
フリーホイールハブの効能、仕組みに関しての説明はウィキペディアをご参照ください。
(従来型のAVM・マニュアル・フリーホイール・ハブの画像)
しかしながら、AVM社がブラジルに本拠地を置いているということを知っている方は、結構少ないと思います。
AVM社がオーストラリアのARB社の国際流通網&販売を利用して、AVMフリー・ホイール・ハブを4x4市場に供給し、ARB社から市場でのフィードバックに対応して、AVMフリー・ホイール・ハブの品質を高めてきたという、ギブアンド・テイクの経緯があります。
その流れで、今回のAVM・ハイパフォーマンス・マニュアル・フリー・ホイール・ハブが開発されました。
このハイパフォーマンス・マニュアル・フリーハブは、従来型のフリー・ホイール・ハブを強化した製品で、レースや過酷な環境での使用を前提にしています。
(ハイパフォーマンス・モデルのカットモデル)
(センターのツマミは、レース仕様を伺わせる赤色、そして
ハイパフォーマンスの文字)
今回は、日本の販売店様経由、外国(シベリア)の方に出荷されるらしく、この商品を指名して注文がありましたので ARBから取り寄せしました。
(箱も、従来型と差別化して シルバーを使用しています。)
日本国内でもご要望が有ればお取り寄せはしますが、僕は個人的には少々オーバークオリティーの様にも感じております。
あまりにもフリー・ホイール・ハブを強化することによって、もっと厄介な箇所に応力が溜まり、トラブルが発生してしまわないかと心配しています。
今までは、ヒューズとして先にフリー・ホイール・ハブが壊れてくれて、ドライブシャフトなどの駆動系の破損を防いでくれていたものが、フリーハブは壊れないけど、他の駆動系が壊れてしまうというという事も考えられます。
フリー・ホイール・ハブの交換、応急修理は簡単ですが、ホーシング内で駆動系パーツが壊れると走行不能の状態にもなりかねません。
この辺の見極めは、オーナー様ご自身で考えで決めて頂くしかありません。
今回は頑丈なフロント駆動系を持つY60、Y61用でご注文がありましたので、このAVM・ハイパフォーマンス・マニュアル・フリー・ホイール・ハブの”選択はありかな”と思っています。