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サファリシュノーケルの粗悪模造品にご注意ください

近年、工業製品の模造品問題が取り上げられていますが、豪州ARB社、サファリ(旧ラクソン)社の製品などにも、模造品が現れ始めました。

これらの模造製品は、模造大国で有名な某国で生産されているようですが、ARB社やサファリ社の特許を無許可で使用しているどころか、機能や耐久性にも、著しい劣化が確認されています。

 

特に、インターネット上でのネット販売やオークションで、ARB・ラクソン社製品の模造品の販売があるとの情報を聞き及んでいますので、弊社製品にご興味ある方はご注意ください。


ご購入時の価格の安さに惑わされてしまいますと、後にメンテナンスや修理で大きな出費が必要になる危険性が高いです。

更に、下記データからも判りますように、サファリシュノーケルと模造品とでは、明らかな強度、耐久性の差があります。

サファリシュノーケルと模造品とでは、簡単に見分けがつきますので、強度・耐久性の疑わしいパーツを取り付けていては、その車の資産価値を下げてしまいます。

最悪、中古車の下取り時の査定が大幅に下落してしまいますので、ご注意ください。

サファリシュノーケルには、上記の写真のロゴマークか、もしくは、”SAFARI SNORKELS の文字が浮き出ています。

また、ヨーロッパ製の70系プラド用のシュノーケルには ”B.I.T SNORKEL” の文字が浮き出ています。

模造品は、ロゴや文字が無かったり、意味の無い楕円マークが、シュノーケルのボディーに浮き出ています。

豪州第3者検査機関・2社により、サファリシュノーケルと模造品シュノーケルの比較テストデータが、それぞれ公開されましたのでご紹介します。 


こちらが、英文報告書(サファリシュノーケルと模造品比較第3者報告書)となります


検査方法は、4.5kgの物体をサファリシュノーケルと模造品シュノーケルの上に落とし、どこで壊れるかを、高さと温度と共に計測しました。


結果   サファリシュノーケル      常温     2.7m

     模造品シュノーケル        常温      1.0m   (約3分の1の強度)


この結果の差は、気温を下げていくと顕著に差が開き、テスト機関での最低計測可能温度-18℃では、なんと、6分の1以下の強度になってしまいました。

結果   サファリシュノーケル     -18℃    2.5m 

        (サファリシュノーケルは温度による劣化はあまりありません)
      

       模造品シュノーケル      -18℃     0.4m 

        (低温では非常に脆くなります。 6分の1以下の強度))


上記の様に、気温が低くなればなるほど、強度の差が大きくなります。
冬場の高速道の走行時などの絶え間ない風圧での応力疲労を考えるますと、たいへん恐ろしい結果となりました。



最悪、走行時に壊れて吹き飛んで、他人を事故に巻き込んでしまう恐れがあります。




LC80用シュノーケルの耐久実験後の写真 (一番下がサファリシュノーケル、上2つは模造品)

また、顕微鏡写真から、模造品のシュノーケルには、サファリシュノーケルには見られない大量の不純物が混入している事が見て取れます。

これは、上記のように強度を著しく落とす要因となるどころか、対紫外線(UV)対策においても、非常に悪影響になります。

サファリシュノーケルは車両外装に装着される樹脂パーツなので、しっかりと紫外線対策を施さないと、急激に劣化してしまいます。

取り付け工数を考えても、数年でボロボロに劣化してしまうようでは、問題があります。

弊社では18年以上、サファリシュノーケルを販売しており、初期に販売されたシュノーケルを見る機会がありましたが、汚れを落とせば、依然として綺麗な状態にありました。


要約しますと:

模造品   低温化で本体に大きなクラックが発生

      材料に不純物が多い→紫外線等の対策が不十分で劣化しやすい


サファリシュノーケルの顕微鏡画像

模造品シュノーケルの顕微鏡写真

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エアロッカーの粗悪模造品にご注意くだいさい

近年、工業製品の模造品問題が取り上げられていますが、豪州ARB社、サファリ(旧ラクソン)社の製品などにも模造品が現れ始めました。

これら模造製品は、模造大国で有名な某国で生産されているようですが、ARB社やサファリ社の特許を無許可で使用しているどころか、機能、耐久性にも、著しい劣化が確認されています(下記リンク参照)


特に、インターネット上でのネット販売やオークションで、ARB・サファリ社製品の模造品の販売があるとの情報を聞き及んでいますので、弊社製品にご興味ある方はご注意ください。


ご購入時の価格の安さに惑わされてしまいますと、後にメンテナンスや修理で大きな出費が必要になる危険性が高いです。
また、模造品を購入したユーザー様から、正規スペアパーツ購入したいとのご相談はお受けかねます。 


今後、メーカーサイドで各国の正規代理店と協力して、全世界的に法的手段を検討しています。


すでにARB社では、模造品の耐久試験も行っており、その状況を動画サイトにて配信しています。

エアロッカー・・・ エアロッカーが壊れる前にドライブシャフトが壊れる

模造品 ・・・・・ ドライブシャフトが壊れる前にエアロッカー内が崩壊

              (部品の加工精度の悪さも紹介)


模造品エアロッカーは 不純物の多い低グレードのスチール材質に対して、更に低グレードの熱処理を施している為、耐久性が著しく悪い事が判明しています。

ARBエアロッカーのテストにおいては ARBエアロッカーが12000Mpa(メガパスカル)の耐久性に対して 模造品はわずか、約5分の1の250MPaでしかありませんでした。

耐久テスト後の模造品エアロッカーの写真



模造品のエアロッカーは、ARBエアロッカーでは考えられない低負荷で、上の写真のように、いとも簡単にデフケース本体、サイドギア、クロスシャフト、ピ ニオンギアが、破損してしまいました。 

これは、アクスルシャフトすら破断する前の遥か手前の低負荷で、デフ本体が割れてしまったり、デフ内部のギアが壊れてしまった残念な状態です。

また、切削表面も非常に荒く、これは性能の悪い加工機械しか使用していない事を意味します。

質の悪い機械加工しか施されていないため、模造品は製造誤差が大きくなり、リングギアの取り付け精度が悪かったり、デフ内部のサイドギア・ピニオンギアのバックラッシュが大きく、ノイジーである上に、瞬発トルクに対して非常に弱い特徴があります。


当然、異常磨耗も発生するので、デフ本体以外のパーツ にもダメージを与えます。

ARBエアロッカー

模造品

明らかにギアの加工精度、表面処理が違います。


怪情報にもご注意。

最近、お客様より問い合わせで ”AIRLOCKERと模造品は同じ工場で作られている”、”模造品のパーツの一部はARBより供給されている” との情報がネット上で発言されているとの報告を受けましたが、ARBでは模造品に対して、一切関わりはございません。


今後、この様な庇護流言を流布するソースを 特定できましたら、法的な対処をとる事にいたします。

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