アウトバック : ジムニー用エアロッカー開発秘話 (その1)
日本でクロスカントリー4x4が業務車としてのみ認知されていた1980年代初頭、
ARB社では既に、エアロッカーを販売していました。
そして弊社がARB社と取引することとなった90年代初めには、ほぼ全てのメジャーな4x4用に対して、エアロッカーの設定が存在していました。
当時ARB社には、日本マーケットも含めて世界中から、ジムニー用エアロッカーの問い合わせが多く寄せられていたそうで、 弊社もARB社に再三、ジムニー用エアロッカーの開発を打診していましたが、なかなか良い返事を頂けませんでした。
しかし、転機は 1997、1998年に2年連続で 千葉県・天津小湊で開催された
The King Of Crosscountry Adventure Championship In F2 Kominato (CAC)
でした。
この大会中に、4x4IMPSの関根社長様がオフィシャルをなさっていたので、お話しする機会がありました。
”やっぱり、ジムニーにもエアロッカー欲しいよね”
関根社長様からも ジムニー用エアロッカーのご意見を頂き、開発にご協力を頂ける事となったのです。
さらに大会直後から、エアロッカーの設定に関してジムニーオーナーからのご要望が多く寄せられるようになり、いよいよジムニー用エアロッカーを、なんとしてもARB社に開発して貰わないといけないという状況になってきました。
偶然、ARBのアメリカ支店のチーフエンジニアから 直々に電話があり、彼いわく、
・ アウトバックがジムニー用エアロッカーを欲しがっていると聞いている。
・ 実はアメリカマーケットでも要望があるので、ARB本社に共同で、開発の働きかけをしよう。
・ 時期をあわせて一緒にARB本社に出張し、ARBの社長に直談判の交渉しよう。
そんなやりとりの結果ついに、
彼と日時をあわせてARB本社に乗り込む事になったのですが・・・・・・・・・・。
この続きは来週に。