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ARB デフカバー

最低地上高が普通のクルマよりもずっと高いオフロード4×4。しかし、それでも極悪なラフロードの走行中に、ヒットを免れないのがホーシングのディファレンシャルケース部分だ。ARBではそんなウィークポイントのために「ARBデフカバー」を開発。ダメージを最小限に抑えるプロテクションパーツだ。

最低地上高が高く、下回りをヒットしにくいオフロード4×4でも、ウィークポイントがある。そう、最も地上高の低い箇所、ホーシングのディファレンシャルケースだ(リジッド・サスペンション車の場合)。ご覧のように下回りを覗くと、ここだけが出っ張っていて、走行ラインをうまく取ることができないと、岩などのダメージを受けやすいのだ。
このウィークポイントを守るアイテムとして、ARBが開発したのが「ARBデフカバー」だ。カバー本体は高張ノデュラー鋼を採用、装着はノーマルのデフカバーと交換することになるが、取付ボルトも強度があり、ダメージを受けにくい六角ボルトを採用。さらに六角ボルトはデフカバー面から飛び出さない設計となっている。

適応するホーシングは主にアメリカン4×4に採用されるDANA製のもの。DANA30、35、44、60用がラインナップする。一番の特徴はドレン口(オイル排出口)を備えていること。DANAのホーシングはドレン口がなく、オイル交換の際にはカバーそのものを外す必要がある。が、ARBデフカバーに交換すれば、ドレン口からオイルを抜けばいいので、その手間もない。
またドレンプラグとフィラーボルト(オイル注入口ボルト)に強力な磁性体ボルトを採用、かつできるだけ長い形状となっているので、デフ内部でギアが噛み合うことで発生する鉄粉等を強力に除去可能。ちなみにボルトを外した時に、その鉄粉の大小を見れば内部ギアのダメージも判断することができるだろう。更に長いフィラーボルトは、オイル量を量るゲージの役割や、内部オイルの劣化(水の混入など)を見ることもできる。

ARBデフカバーのデザインは、ARBが長年蓄積した経験と知識、そして最新のCAD/CAMによる力学解析を融合させたもの。スキッド性に優れ、地面からの衝撃を防ぐだけでなく、さらにホーシング全体を補強できるように設計されている。
またデフカバー裏面の構造も、オイル交換の際にオイルやスラッジが溜まりにくいよう、工夫されている。こうした様々なアイデアにより、ARBデフカバーを装着するということはつまり、ドライブシャフトやサイドベアリング、リングギア、ピニオンギアなどへの補強にもつながり、それぞれの寿命を延ばすことにもなるのだ。
鮮やかなARBカラーであるレッドは、力強さとステータス性を感じさせる、本物の証だ。

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