「OME」のコンセプトは、アウトバックをタフに、安全に、快適に走ること。悪路が続くなか、多積載をも強いられるアウトバックでの旅は、車両故障が命に関わることもある。ゆえに、アウトバックでのテストを重ね、そのフィードバックを重ねながら、OMEサスペンションは熟成されていったのだ。
前後コイル・リジッド・サスペンション車のフルキット例。
コイルスプリングやコイルトリム・パッカー(コイルスペーサー)、バンプストッパー、ステアリング・スタビライザー、そしてリフトアップに伴う各種補正パーツも用意されている。
ショックアブソーバーは「ニトロチャージャー・スポーツ・ショックアブソーバー」。18㎜という太いピストンロッド、温度安定性に優れたニトロゲン・ガス注入式で、悪路の長時間走行でも安定した減衰力を実現するなど、OMEサスペンションのパフォーマンスを決定づけるアイテムとなっている。
OMEの開発スタッフは、日常的にアウトバックに乗り出し、快適性はもちろんのこと、長期に渡って耐久性や安全性をテストしており、そのフィードバックからOMEサスペンションが生み出されている。またそうしたプラクティカルな性能だけでなく、ロールスピードなども、専門機を使って解析。横転防止性能などの徹底的な試験も行われている。
さらに最近の4×4は、トラクションコントロールやエレクトリック・スタビリティコントロール(横滑り防止装置)など、電子制御システムの搭載も珍しくなく、それらとのマッチングテストも行ったうえで、商品リリースされている。