人に歴史あり
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さて、タイトルで”人に歴史あり”と 大層な見出しを書き込んでしまいましたが、僕自身のチョッとした過去の経緯です。
週末、自宅の書庫の整理をしていたら、偶然にも三菱自動車の商品開発部長さんからのお礼状が出てきたので この話題を書きます。
普通、株式会社アウトバックのイメージと言えば、ランクル系とかジムニーのエアロッカーというイメージをお持ちでしょうが、 実は僕個人はパジェロと深いつながりがあるんです。 この辺をご紹介します。
大学生の時、アルバイトで新車のSJ40を購入して、地元の千葉の4WDクラブに入会させて頂きました。 30年ぐらい前です。 阿字ヶ浦砂丘や極寒の富士精進湖登山道など、今は立ち入り禁止になってしまったオフロードなど、ハードなクロカンを毎月走るのが楽しみで、2速+半クラ発進でのトラクションを左足に感じながらの発進等、いろいろ勉強させて頂きました。
大学を卒業して 入社したのは 三菱自動車工業本社・海外営業部・北米担当部署でした。 当然、オフロード好きの僕はL系パジェロ2ドア、4ナンバー(機械式ウインチが物品税免除で無料で装着できるので)を 入社と同時に購入しました。
配属されて直ぐに 新車を購入、それもパジェロと、変な新入社員だと噂が広がってしまいました。
週末、その車で草レースに参加して優勝したりしていたので、社内報で取り上げられて、あっと言う間に、変人(?)社員で社内中の有名人になってしまっていました。
これが、偶然にも社長の目に留まった様で、次期パジェロ(V系)の開発チームに召集されるという幸運にめぐり合うことのきっかけでもありました。
当時の三菱は絶好調のL系パジェロの次期車を開発するという事で、力の入れ様は半端のないぐらいで、社内も緊張していて、粘土で作るクレーモデルも 実際にオフロード・マニアの若造の僕たちの意見を どんどん取り入れてくれました。
V23C Jトップのコンセプトもこの中から出てきたもので 大径で太くなりすぎないサイズのタイヤ、 重量は極力軽く、エンジンは当時、最高級のV6ガソリンエンジン。 リアデフロック装着(僕達はフロントもお願いしたのですが、必ず、リアのどちらかのタイヤは接地していると言う偉い方の一言でボツ。 対角線スタックを知らなかったのでしょうね。)
当時、僕たちの希望するパジェロのほぼ全てを形にしました。
さらに、僕の意見が一番多く採用されたのは コクピットでした。