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旅先での驚き 2 (粘土との戦い編)

昨日のブログに引き続いて タイでのアドベンチャー・オフロード・ドライブの記録の続きです。

昨日の最後の写真、”駐車場から続く、急な粘土質のヒルクライムの写真”は この後、数日の行程を予想させます。

熱帯雨林であるが故に、湿度が高く、車高よりも高い草の生い茂った道(?)を藪こきしながらの 極悪粘土質のオフローディングは 1km進むのに数時間掛かるような行程を繰り返します。

一番、驚いたことは、熱帯地方のタイの人達が しっかりとスノーチェーンを準備していることでした。  粘土質のオフロードには これが最強の装備品である事は万国共通の知識のようです。 
深い水溜りも沢山あって、勢いでクリアして行きましたが、ここは本来ならシュノーケルが欲しいところです。 (当時は、タイにはシュノーケルがあまり知られていない時期でしたが、最近のバンコクの洪水のニュースではシュノーケル装着車を多数見ましたので、普及したのでしょうね。)
海外でのオフローディングをいろいろ経験してみましたが、今回、初めて経験したのが、荷台に複数の人を乗せてオフローディングに来るドライバーがいる事でした。
不思議に思っていると、すぐに理由がわかりました。
なんと、家の使用人をヘルパーとして荷台に乗せて連れてきたそうです。
前方に、障害物があるや否や、すぐに荷台から飛び降りて、倒木を倒したり、ウインチチングの準備をしたり、車両を押したりしてくれます。
キャンプ地では料理も作ってくれます。
当時、基本的に、タイでこういうオフロードをしている人達は、超上流階級でお金持ちということです。  あくまでも4WDはセカンドカーで、いつもは運転手付きの高級車に乗っている方が殆どでした。
多少の車両故障はありましたが、現地修理で対応しています。
ジムニー(サムライ)の燃料ポンプが故障してしまい、燃料タンクを下ろして、ペットボトルでキャブレターより高い位置に仮設燃料タンクを増設して、重力によって燃料供給を可能にしてしまうアイデアには感服してしまいました。 (数キロ毎に燃料を補給していましたが。)

タイでのアドベンチャー・オフローディングは、とにかく、粘土との戦いの数日ではありましたが、外国人の僕には、へびの恐怖との戦いでもありました。  日本以上に毒蛇の数も種類も多いので、現地の人達以上にビクビクしていたら笑われてしました。
最後に、面白い車両の画像を。
耕運機のエンジンを使ったトラックが、田舎の方では沢山走っています。
現地に人には、通常の光景なんでしょうが、とても新鮮でした。

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