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ARB ポータブルツインコンプレッサー

ARBで最近発売になったポータブルツインコンプレッサーを日本国内で発売するかどうかの検討をしています。

(IMPSさんが動画をアップしてくださいました。)

発売開始前には、僕自身が使用してみて、いろいろチェックしたり、使用してみての感覚を調べたりしています。

英語の説明には記載されていない事とか、実際に使用して初めて分かる事とか、いろいろあるので、毎回テスト使用することで新しい発見があって新鮮になります。


今回のポータブルツインコンプレッサーは タイヤに空気を入れたり、エアツールを使う為に 大量の圧縮エアを生み出すために2つのモーターを使って4リットルのエアタンクにチャージします。 当然、エアを圧縮するときには熱を発生するので、廃熱の為に専用の冷却ファンを備えています。

そのことで 連続使用できる100%デューティー比を実現しています。 (コンプレッサーの能力を比較する時には流量だけでなく、このデューティー比重要です。 流量が同じでも、50%デューティーだと能力は半分と言う感じです。)


一番、気になっていたのは、大量の圧縮エアを急激に大型タンク内に放出すると水滴がタンク内部に発生する問題をどうやってクリアするのだろうと言う疑問です。

英文説明書の最後の書いてありました。

”10-20時間使用後にタンクの排出側が下になる様に持ち上げて、付属のエアガンをホースに取り付けてエアブローする” 、

なるほど。 (下の写真のような感じにします。)

実は、ケースもマニア向けの作りで、防水仕様。  ケースに詳しい方にお聞きしたら、”ケースだけで1万円以上するね!”ということです。  
高気密仕様なんで、飛行機や高地など気圧が低い所用に、圧力プラグが付いているので これを外しておく必要があります。
 実は、このプラグは未使用段階だと、蓋裏のポケットに入っていて 僕はプラグがある事に気が付きませんでした。(英文マニュアルにも このプラグの記載なし)  最初、なぜ、ネジを切った穴があいているのか、不明でARBに問い合わせてしまいました。
このツインコンプレッサーは、他のARBコンプレッサー系製品と同様に、エアチャックは米国式のクイックコネクター形状です。   日本のエアツールを接続するには下の写真の様なアダプターを作製する必要があります。
日本で販売するかどうかの最大の問題は やはり価格。
すばらしい製品だとすぐに理解できたのですが、その分、価格も高い。
どんなに努力しても 6万円台前半がギリギリ。
製品の性能とコストを積み上げて行けば、妥当(むしろ安い)かも知れないけど、安いポータブルコンプレッサーは沢山あるから、それとの違いを解って頂ける様な努力をしないといけないと思っています。

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